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Grateful Dead Comix: 16 Grateful Dead Classics interpreted by Leading Comic Book Artists

Grateful Dead Comix: 16 Grateful Dead Classics interpreted by Leading Comic Book Artists

Edited by Jeff Tamarkin and David Schreiner

デッドの楽曲やショーのエピソードばかりを劇画化したGrateful Dead Comixという漫画雑誌があった。91年に#1が発売され、結局93年3月までに7冊が発売されている。これはその内の#1から#4までの作品を集めた編集版である。

ここで紹介されている楽曲は次の通り。"Dire Wolf","Casey Jones","Friend of the Devil","Cumberland Blues","Tennessee Jed","Terrapin Station","Truckin'","The Golden Road","Sugaree","One More Saturday Night","St. Stephen","Jack Straw","Mexicali Blues"。
他にも82年のRed Rockでの3夜の体験を描いたレポート風のものや、72年のヨーロッパツアー中のパリのゴシップ話を描いたものもある。

いかにもなアメコミタッチのものから、なんだか「あれ?これプロの絵?」というのまで、様々なタイプのものが収められているが、個人的なお気に入りは"Truckin'"、"Casey Jones"を描いたNina Paley(※1)と、Red Rocks 82体験記のTerry Labanだ。この絵はTシャツで欲しいな。(ユニクロのTシャツコレクションに期待しよう)

結局、雑誌のGrateful Dead Comixはその後、シリーズ第2弾(Vol.2)として#1から#4までが93年中に発売され、その後の出版はない。
現在、雑誌は中古市場に少量ながら出まわっているが(※2)、何より送料がバカにならないので、全ての雑誌を集めることを早々と諦めてしまった人には、この編集版はお得である(安くで手に入ればの話だけれど)。

SFやコミックが好きだったジェリー(・ガルシア)が序文を寄せている。