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斉藤和義 ギターマニアと見るオフィシャル映像のあれこれ(3)

前回の続き?


斉藤和義 ギターマニアと見るオフィシャル映像のあれこれ(2) - NAVER まとめ


はじまりはじまり(&訂正連絡です)


普通の斉藤和義のファン(以下B)「お元気ですか」
自称ギターマニア(以下A)「まあね、ぼちぼち、うん」
B「昨日、知人に言われたんですけどね」
A「ああ、例の辛口の?」
B「斉藤さんの65年のジャガーは黒だよって、彼言ってましたよ」
A「え?そうだったっけ?どれどれ。あーー」
B「あれ?やっちゃいましたか?」
A「やっちゃったね。ホントだ、黒だよ。しまったなあ」
B「じゃあ、あれは何年製なんですか」
A「何年製だろうね?いや、俺が教えて欲しいよ」
B「あれ?そうなんですか?」



さてこのジャガーは何年製だろう?


A「まあね、結局は主に紙媒体の資料を参考にしているわけだし、それすらもチラホラとしか出てこないからね。まあ、写真から判断するには、(1)後のストラトタイプのラージヘッドじゃなくジャガーオリジナルのラージヘッドに見える、(2)ロゴ下のパテントの長さ、(3)サーフグリーンとすればそのカスタムカラーの採用時期、などから、65年タイプだとは思うんだけどね。で、いわゆるオールドか、カスタムショップのリイシューモデルかはさすがに不明ですね。まあ、オリジナルのオールドを買ってると思いますが....でもまあ、あくまでも情報が少ないので仮の意見ですね。ヘッドのアップ画像がもう少しあればタイプは絞れるんだけどなあ」
B「そうですか、悔しそうですね。では過去の記事は訂正しておきますね。じゃあ今日の1曲目ですね。えーっと、グリコのあれですね。Stick To Fun」



斉藤和義 / Stick to fun! Tonight! 【SHORT Ver.】


B「こういうポッキーの形をした変形ギターとかはどうですか?」
A「うーん『どうですか?』と聞かれてもなあ。そもそも、このポッキー型のギターは俺の中では変形ギターですら無いからね。これはまあシャレで作ったなんちゃってギターみたいなものだよ。それにね、個人的にはいわゆる変形ギターは好きじゃないんだよね。ギターとして使用に耐えることが前提で、更に、名のある人がそれを使いこなしてたら、一応評価の土俵にはあげるけど、それ未満のものは、もう欲しいとも思わないしね」
B「ああそうなんですか。でもフライングVとかは大丈夫でしょ?」
A「もちろんだよ、あれは変形ギターの出世頭。アルバート・キングにマイケル・シェンカー。それに斉藤さんだって使ってるだろ?『35 Stones』ツアーでもメインで使ってたよね。マーシャルアンプの壁を組んでさ」



35Stonesのツアーより
タバコサンバーストのフライングV。75年製。

斉藤さんいわく「意外に座って弾いても弾きやすい」だそうです。


B「ありましたね。あの後半のテンポが速い曲を5~6曲一気にやる、通称『貧血コース』は痛快でしたね」
A「あの時の3人編成はすごかったよね。で、ポッキーだったね。はい、ここでストップ。そういえば、このPVでもフライングV使ってるね」



白い楽器たち


B「そうですね、『35 Stones』ツアーではタバコサンバーストのVでしたけど、これは白ですね」
A「Custom Shop製の1967年タイプのリイシューモデルだそうです。カラーはビンテージホワイト。ちなみにさ、斉藤さんはフライングVをもう一本、77年製のエボニーカラーのを持っていたみたいだけど、これはフジファブリックの山内くんの所に行ったみたいだね」
B「そうなんですか。山内さん引き受けすぎですね。あと、白いベースはいいんですか」
A「うん、ベースはね、あんまり興味ないのでスルーで。フェンダーのプレジションタイプだということは分かるけど、それ以上は不明です。そういえばテレビの情熱大陸で『映画監督』を録音する様子が放送されていたけど、あの時もベースは白だったね。まああれはムスタングベースだったけど」



白いムスタングベース(「情熱大陸」より)

番組中、「あ~この辺で多分、下ネタ言っただろうなあという部分は、全てカットされていますね」


B「そうでしたか。いずれにせよ、ベースマニアの皆さんゴメンナサイ、ベースは飛ばしますね。では次に行きますね。次は"Come on!"



斉藤 和義 / COME ON !


B「来ましたね。レスポールですね」
A「うん」



「高そう」というコメント以外、思いつかない。


B「あれ?なんか反応が鈍いですね?」
A「いや俺ね、レスポールってあんまり好きじゃないんだよ」
B「ええ?良いギターじゃないですか。人気もあるし」
A「うーん、でもねえ、まず高すぎるんだよね、ちゃんとしたのを買おうとすると。あとフェンダー系を弾き慣れていると、ちょっと弾きにくいんだよ。弦とボディの間が離れすぎているような気がして。まあ慣れと言えば、慣れなんだろうけどね。あと、俺はカッコ良いカッティングが好きなんだけど、あんまり小気味よくカッティングをしているイメージが無いんだよね、フェンダーに比べるとレスポールって。どっちかというと、渋い顔でロングトーンチョーキングしまくってる感じというのかな?」



チョーキングしまくってるイメージは、多分この人のせいじゃないだろうか?
ちなみにこの人のギターコレクション、物凄いですね。


B「それは偏見でしょ?だってほら、亡くなられたICEの宮内さん。あの人のレスポールは国産のグレコ製だったそうですよ。でも、小気味よくカッティングを刻んでたでしょ?。要は腕前の問題じゃないんですか」
A「ああ、そう言われちゃうとなあ....」


Greco guitars - Wikipedia, the free encyclopedia
宮兄愛用のグレコレスポールはこのタイプ
EGF-1200


B「で、どうしましょう。レスポールですけど」
A「まあ、あまり専門的な話は出来ないけど、ざっと表面的な情報だけ。これは1953年製のゴールドトップのレスポール。ブランコテールピースで、ピックアップは2つ共P-90の石鹸タイプ(ソープバー)だね。後に出るギブソンの第2弾斉藤和義モデルは、このギターのネック形状やボディ等を参考にしているらしいよ。それにしても、一体いくらしたんだろうね?これ高そうだなあ」
B「また値段ですか。でも53年製をライブで使うってすごいですね」
A「うん、レスポールって、後ろ向きに倒すと、ネックがヘッドのところで折れちゃうんだよね。俺もね、高校生の頃に借りていたレスポールタイプの高価なギターを、キーボードのアホウが引っ掛けて倒して、ぼっきり折っちゃったことがあってね。あれ以来、レスポールを見るとねえ」
B「なんだ、レスポールはそっちのトラウマじゃないんですか?あれれ。今回はまだ2つしかPV見てないのに、もうこんな長さに。あと1つだけ見ましょうか?」
A「そうだね、次は何?」
B「次は、ドント・ウォーリー・ビー・ハッピーですね」



斉藤 和義 / ドント・ウォーリー・ビー・ハッピー


A「同じレスポールだね」
B「そうですね、あと後ろで踊ってるお姉さんが赤のテレキャスターを弾いてますね」
A「これも震災のチャリティオークションに出されたやつだね」


斉藤和義 空に星が綺麗 ギターオークション 〜被災地の学校へギターを〜


B「斉藤さんは、テレキャスターをよく使ってますよね」
A「俺もテレは好きなので、どこかでテレキャス特集とかしたいんだけどね」
B「では今回はこの辺で」
A「はーい。しかし、ジャガー.......間違えちゃったか.......」