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音楽好きの読書と買い物メモ

The Deadhead's Taping Addendum

The Deadhead's Taping Addendum

Author: Michael Getz, John Dwork and Brian Dyke

タイトルこそ違うが、過去3冊の補足記事を中心にしたシリーズの第4弾。

伝説のテーパー、マーティ・ウェインバーグへのインタビュー、デッドのテープ保管庫であるヴァルト探訪記、そして何よりもディック・ラトバラ特集とも言える数々の追悼記事を読むことが出来る。

問題点をあげるとすれば、前述のディック関連の記事で使われていた写真の大半が、彼のオフィシャルサイトからの転用であり、無理な引き延ばしによる画像の粗らさが目立つことである(何故、きちんと原本を借りてきちんと引き延ばさなかったのだろう?)
興味深い記事も多く、マニア度と資料度はかなり高いが、あまりに渋すぎる話題なので、そこまで知りたがる人はどれくらいいるのだろう?という点で、逆に疑問が残る(第1巻辺りのレビュー記事に対する補足は充実しているので、その時代が好きな人は押さえておきたいが)。

シリーズ1~3を完全に押さえてからの購入でよいだろうし、現時点では入手方法が面倒なので、もう少し手軽に入手できるまで待ってみても良いかもしれない。