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音楽好きの読書と買い物メモ

ビンテージ・ギターをビジネスにした男 ノーマン・ハリス自伝

まあ先見の明があったと言えばそれまでだけど、それにしても羨ましい話。読めば読むほどに「ああ、羨ましい」とため息が止まらなくなってしまう。

57年や58年のレスポールが1万ドル以下でやり取りされた時代。日曜日の新聞の「売りたし」の3行広告を頼って電話を掛けまくれば、(もちろん運が良ければだけれど)グッドコンディションのフェンダーやマーチンのギターが入手できた時代。

 

もちろん、今から30年以上前、インターネットはおろか、ギターの解説書すら無い時代。自分で知識を蓄えて、ある時には博打のように自分の知識に賭けての売り買い。その結果としてのビンテージギター収集。

 

いや、でもそれでも羨ましい話。本書内の著者のコレクション画像を見るに、その時代の同じ場所に居たかったよなあと(英語、喋れないけど)、嫉妬と羨望が止まらなくなる。