本は読め読め

音楽好きの読書と買い物メモ

ポール・マッカートニー死亡説大全

「ちょっと待ってよ、いくらなんでもそれで1冊は無理があるでしょ?」と思いつつも、読み始めると、出て来る出て来る、あんな話やこんな話。

 

一体全体、どうしてあの時代、ビートルズ解散前のドタバタ期に「ポール・マッカートニーは本当は死んでいて、今の彼はそっくりさんが整形した姿」という荒唐無稽な話が、アメリカで一気に広まったのか? 

その時代背景と米国のお国事情が綿密に語られる一冊。

ビートルズ関連はここ数年で決定版とも思える著作が、あれもこれも翻訳版が出てますが、これは一見トンデモ本のように見えるけれど、読んでみると意外に真面目な解説書。まああんな本や、こんな本を買い疲れたビートルズファンに、箸休め的な(と言ったら失礼か)つもりで読んでみて欲しい一冊。